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青汁で病気予防

青汁とクロレラの違い

クロレラとは、海藻の一種類ですが、細胞の中にクロロフィル(葉緑素)を含む単細胞の緑藻類を総じて名付けられています。
1890年にオランダの研究者によって発見されてから、クロレラに多く含まれている良質タンパク質の健康効果を広めるために大量培養されて、今では健康食品とかサプリメントの原材料として使われています。
クロレラは20億年以上前から生息しており、細胞に含まれるクロロフィルによる光合成をおこなう力と強力な増殖能力によって、今まで絶滅しないで生きてきた強い生命力を持っています。

クロレラに含まれる栄養成分としては次のような成分が含まれています。

タンパク質、食物繊維、ビタミンA(βカロチン)、ビタミンB群(B1・B2・B6・B12) ビタミンC、ビタミンD、ビタミンK、葉酸、クロロフィル(葉緑素)、ルチン、鉄分
カルシウム、マグネシウム、ナイアシン

これらのクロレラの栄養成分による健康効果としては次のようなものがあげられます。

免疫力アップの効果

クロレラはからだの免疫システムの中で重要な役割をもつ貪食細胞と呼ばれるマクロファージの動きを活性化し、からだの外からの異物を攻撃して免疫能力を高める効果があることがわかっています。
さらに、最近の研究では、クロレラは血液中のタンパク質でからだの中の栄養成分を運 び、からだの中の毒素を中和する働きのあるアルブミンを増加させ、白血球数を増やす 作用があることも期待されています。

血圧低下・コレステロール値の低下効果

クロロフィル(葉緑素)をはじめとしたビタミンB群、βカロチン、ルチンなどの抗酸化作用をもつ成分は血圧値・コレステロール値を低下させる効果があります。
さらに、脂質代謝を改善する働きもありますので、クロレラは生活習慣病を引き起こすリスクを低減させる効果があります。

貧血改善効果

鉄分とともにクロレラエキスに含まれるCGFと呼ばれるクロレラ成長因子の中に血液を作りだす作用を活性化する働きがあり、貧血の改善効果があることがわかっています。

老化防止(アンチエイジング)効果

クロロフィル(葉緑素)・βカロチン・ルチンの抗酸化物質と細胞の若返りに作用するCGFの相乗効果によって老化防止効果があります。

便秘解消効果

豊富に含まれる食物繊維によって、腸内環境を改善して便秘の改善に効果があります。
これら以外にも、肥満防止効果などの効果も認められる健康食材です。

クロレラは緑色の藻の一種であり、青汁は原材料である緑黄色野菜を絞った汁ですので、まったく違うものですが、驚くことに含まれている栄養成分はほとんど同じなのです。
また、どちらも昔から健康食材として飲まれていましたが、日本においては、ともに戦後になって健康食品としての地位を確保するという同じような歴史を辿っています。
青汁とクロレラの違いは味の違いもありますが、含まれる栄養成分の比率に大きな差があることです。
その成分比率を比較したときに次のようになります。

クロレラに多い栄養成分

良質タンパク質、クロロフィル(葉緑素)、ルチン、鉄分

青汁に多い栄養成分

食物繊維、ビタミンB群、ミネラル

一方、青汁の効果効能は前述したクロレラのもつ効果効能とほとんど同じ健康効果が期待できますが、これらの効果を増大することができる方法としてはクロレラ入りの青汁を飲むことです。
お互いの良い点を補完しつつ相乗効果を発揮することが可能となるスーパー健康食品となりますので、ぜひ試してください。

【参考】
青汁で野菜不足解消
http://hoodscopesf.com/03yasai.html