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青汁で病気予防

難消化性デキストリン

デキストリンとは、トウモロコシの澱粉から作られた消化しにくい水溶性食物繊維を意味します。
そして、難消化性とは「消化するのは難しい」ということですから消化しにくい水溶性食物繊維のことを難消化性デキストリンと呼びます。
この難消化性デキストリンはアメリカのFDA(食品医薬品局)と日本の消費者庁からもその安全性を認められた食品として販売されています。
日本での食生活の欧米化に伴い、日本人の野菜摂取量が減少していることの対策として通常の食事で摂取できない野菜を補うために難消化性デキストリンは幅広い健康食品・サプリメントに含まれるようになりました。
最近では、そのダイエット効果による人気もあり、多くの種類の飲料としても販売されています。

難消化性デキストリンは、日本では消費者庁より特定保健用食品(トクホ)に認定されていますが、その科学的根拠となった効果を紹介します。

食後の血糖上昇抑制効果

炭水化物などの糖の多い食事と難消化性デキストリンを一緒に食べると、麦芽糖の分解能力が遅くなり、糖の吸収されるスピードが遅くなります。
この結果として、食後の血糖値の上昇が抑制され、からだの中に脂肪を貯蔵する原因となるインスリンの増加も抑えることができます。

食後の中性脂肪上昇抑制効果

脂肪の多い食事と難消化性デキストリンを一緒に食べると、脂肪の吸収するスピードが遅くなります。
その結果、食後の中性脂肪の値の増加を抑えることができます。

整腸効果

難消化性デキストリンは水溶性食物繊維であることから、便の水分を調整して・便を 柔らかくして・腸内における便の排泄時間を短くする働きがあり便秘には効果があり ます。
また、同時に腸内において善玉菌を増加させることによって腸内環境を改善して便秘だけではなく下痢に対しても効果を発揮します。

内臓脂肪の減少効果

難消化性デキストリンを含むお茶によって、お腹周りの内臓脂肪が減少するという研究 結果も報告されています。
これが、ダイエット効果につながって人気を得ています。

ミネラルの吸収を促進する効果

一般的には、食物繊維はミネラルを吸収しにくいという理解でしたが、この難消化性デキストリンは腸内にある腸内細菌叢にて利用され、大腸にてミネラルの吸収促進される効果があるのではないかと期待されています。

青汁に含まれる難消化性デキストリンとは

http://www.breastcanceradvice.com/vegetableup.htmlにも書いてあるように、青汁には原材料である緑黄色野菜に含まれる豊富な食物繊維が含まれていますが、大麦若 葉には難消化性デキストリンが含まれていますのでさらに青汁の効果を高めることができ ます。
特に、青汁に豊富に含まれるビタミン類とミネラルの吸収をよくするためには難消化 性デキストリンによる腸内環境の改善効果が必須といえます。
アメリカのFDAも難消化性 デキストリンの高い安全性とその健康効果から、1日の摂取上限量を設定していないことも大きなメッセージとなります。
青汁には食物繊維のうちの不溶性食物繊維が多く含まれているため、大麦若葉のような水溶性食物繊維である難消化性デキストリンを含んでいる青汁はバランスのよい食物繊維を摂取することができる最高の健康食品となります。
青汁の中には難消化性デキストリンを配合している商品もありますが、その含有量もまちまちですのでしっかりと確認して選ん でください。

日本人の食物繊維不足を補うためにも、難消化性デキストリンを含む青汁を積極的に摂取することをおすすめします。
【参考】
青汁で腸内ダイエット
http://www.breastcanceradvice.com/igusa.html
難消化性デキストリン
http://www.anmp.org/09.html