top

青汁で病気予防

脳梗塞に青汁はNG

脳梗塞の発症直後の治療方法は、薬物療法が主体となります。
外科手術を行うケースは梗塞が大きい場合と命の危険がある場合に限られます。
薬物療法に使用される薬物は原因となっている血栓を溶かす薬(血栓溶解剤)・血栓の再発を防ぐ薬(抗血小板薬・抗血栓薬)・脳のむくみを取り除く薬(抗脳浮腫薬)・血液を固まりにくくする薬(抗凝固薬)などがあげられます。

このような薬物療法によって、現在では脳梗塞で入院されて方の約50%の方は社会復帰されています。
しかし、脳梗塞は再発の可能性もありますので、再発の予防のためには抗凝固薬であるワーファリンが投与されているのが一般的です。
http://www.subwaysuperseries.com/2.htmlにも書いてあるように、健康飲料である青汁には豊富な栄養成分が含まれていますが、脳梗塞の治療に用いられている抗凝固薬「ワーファリン」の作用に相反する成分も含まれています。

それがビタミンKです。
ビタミンKはビタミンの一種であり、その効果は骨粗しょう症予防のためにカルシウムの吸収を高める働きと、出血などの部位において血液を凝固させる働きをもっていることがわかっています。
従来は止血剤として使用されていたビタミンKは、青汁の原材料に使用されている緑黄色野菜であるケールと明日葉に特に多く含まれています。
▼こちらも参考に是非ご覧ください。
明日葉が原材料の青汁http://www.soriah.net/asitaba.html

このように、脳梗塞を発症した方で、ワーファリンを投与されている方が青汁を飲むとワーファリンの効果はなくなり、血栓症を発症するリスクを高めることになるますので、決して一緒に服用してはいけません。
同じような理由で、ビタミンKは納豆に多く含まれていますので、ワーファリン投与されている方は納豆の摂取も禁止されています。

日本人の死因の第三位が脳血管疾患ですが、そのうちの約60%が脳梗塞で亡くなっています。
脳梗塞という病気は、脳の中にある血管に血栓ができて詰まってしまう又は 何らかの原因で脳の中の血液の流れが正常と比べて10%~20%までに低下すると いう状態に陥り、脳の細胞に酸素が供給できずに細胞が壊死する病気です。

けして他人事だとは思わずに、こういった知識を蓄えておきましょう。